講演:「浪江と原発」 門馬 昌子氏
放射能にふるさとを追われた現状を詳細なデーターを基に切々と話された。原発はいらない!と声を大にして訴えられた。ご主人は震災後身も心もずたずたに、体調を何度も崩され昨年7月に他界。震災関連死との事である。「ふるさととして浪江は残っていてほしい・残したい」との言葉は印象的であった。参加者には「今日聞いた事を仲間に話してほしい」と締めくくられた。日頃報道等で得られないありのままを話され、私たちがもっと現実を知り伝える事の大切さを教えられた。一日も早く安心安全な再生エネルギーの社会の実現を願わずにはいられない。
会場には浪江出身の方も見えておられ共感と声援が送られた。
紙芝居「見えない雲の下で」 八島 妃彩 氏
震災後佐々木さんの一週間の体験を基に作られた紙芝居を、八島さんの浪江弁がまさに郷愁を誘い、当時の様子が手に取るように感じられる語り口に思わず目頭が熱くなる。改めて途方もない事が起こった現実をつきつけられた時間となりました。
休憩を挟み後半は「かなりあ少年少女合唱団」ドレミの歌にはじまり震災応援ソング「花は咲く」と日本最初の手話ソング「花よりはなへ」のやさしい歌声に癒されたあとは、被災地からの9名の皆様による“伝えたい事”などの話を始め参加者からの問いかけに一生懸命現状や感謝を伝えている様子が胸を打つ。和やかな雰囲気の中一時間はあっという間に過ぎた。
17時から懇親会を被災地から10名、横浜や東京から21名の参加で楽しく・元気に行われ、翌日の復興広場での再会を約し19時お開きとなる。
合わせて22の個人・団体参加。当日ボランティアとして77名の参加者(被災地参加含む)準備の時は小雨開始を30分ずらす開始後は曇りのち晴れ。参加人数は4~500名位。
被災地からの感謝のメッセージ(気仙沼 清水 保彦様)和太鼓の響きととも順調に推移。広場公園には本部・ステージ広場・おいしいお店コーナー・つくってあそぼうコーナー・手作り販売コーナー・体験コーナー・復興支援ブース・お手紙プロジェクト・パネルストリートを設置。4グループのパフォーマンスと2回の餅つきが行われ、大いに盛り上がり楽しい時間となった。各コーナーでは工夫を凝らした仕掛けで、集客に大いに貢献し、来客も楽しみ、喜んで参加していた。つづき楽校は福島のお米と都筑野菜のコラボで作った炊き込みご飯とつづき汁を販売。
14時~15時までの1時間を「東北へ想いを届ける時間」とし、東日本大震災復興支援ユニット「りんどう」による歌・津波の様子をあらわした紙芝居「海から来たもの」
(紙芝居コンクール入選作品) 震災が起きた午後2時46分には会場参加者全員による黙祷、荏田南小学校特別合唱部による「花は咲く」「光のさす方へ」「その時僕が側にいる」最後の「ふるさと」はアコーディオン伴奏により会場全員で合唱。わすれない3.11のメッセージと共に来年の再会を約しフィナーレ。
危ぶまれた天候も私達に味方して、事故もなく無事終了。都筑区から「わすれない」、応援しているよ、という想いを伝える事が出来た。参加団体・個人から「ぜひ来年も一緒にやりたい!」との声が寄せられている。当日会場に80名近くのボランティアさんが駆けつけてくれた事は目的の一つである地域のつながり、絆作りに貢献できた嬉しさと共に来年度へ向けて大きな希望が見えてきた。被災地の皆様をお呼びするために60余のご協賛を頂いた団体・個人の皆様又会場に参加して下さった団体・個人・ボランティア参加の皆様本当に有難うございました。心より感謝申し上げます。来年も宜しくお願い申し上げます。
売り上げを義援金として11箇所へお届けいたしました。
つづき楽校代表 図子 俊子